広島大学大学院 医系科学研究科 外科学

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医学生・研修医の皆さんへ

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教室員インタビュー  Interview

 

消化器外科 豊田 和宏(平成19年度 卒業)

 

■なぜ、外科を専門に選ばれたのですか?Toyota_2.jpg

 

 一番大きな理由は、術後、目に見えて患者さんが良くなっていくのが実感できるからです。手術が好きということもありますが、他にもチームプレイで働くところや、術後の全身管理、合併症への対応、また外傷などの重症の患者さんの治療などプライマリーケアから専門的な知識まで幅広い範囲の能力が身に付くところが魅力に感じました。

 医学部入学当初より外科に興味がありましたが、外科専攻を決心したのは学生で外科実習をした時です。外科に進む気持ちで、卒後初期研修の2年を過ごしましたが、心変わりはありませんでした。

 

 

■第一外科はどんな教室ですか?

 

 客観的な印象は、循環器や呼吸器、消化器、小児など外科系の広い範囲の専門スタッフがいて、県内の主要施設に関連施設が多い教室というところですが、一番好きなところはまじめに働く、楽しい先輩方が多いところです。

 

 

■研修医の頃のお話を聞かせてください。

 

 呉共済病院で2年間初期研修しました。救急や病棟などのファーストコールは研修医で、やれるところまでは自分でできるという、主体的で実践力のつく病院でしたが、その分忙しい2年間でした。外科研修も多くの症例や手術を経験できて、術者としてもアッペ、ヘルニア、ラパコレなど術者として経験させて頂きました。

 

 

■現在の勤務について教えてください。

 

 現在は、広島記念病院に勤務しています(2015年現在、大学へ帰学)。初期研修を終えた後から勤務して、現在3年目です。初期研修の次に勤務先として選ぶ病院は、色々調べて決めました。広島記念病院は県内でも有数の消化器の手術件数がありますが若手外科医は3人と少ないので、自分で調べた範囲では、若手が経験できる量は全国的にみても多い方でした。実際も、手術には毎日入るし、その分担当する患者も多く、忙しいですが経験はたくさんさせてもらっています。手術は、食道手術や膵頭十二指腸切除術以外は術者として経験しました。

 

 

■学生さん、研修中の先生方にメッセージをお願いします。

 

 外科はしんどいとよく言われますが、実際に働いてみて思ったことは、どの科を選択しても結局しんどいということです。今思うのは、定年までの30年間仕事を続けようと思ったらやはり好きなことをするべきだと思います。外科が好きで興味がある方はぜひ外科を選んでいただいて、一緒に楽しく仕事をしましょう。