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【肝胆膵外科】サルコペニアと膵外分泌機能との関連性について 

 

1.研究背景

 

 教室では、膵癌におけるリンパ節転移、特に傍大動脈リンパ節転移は予後不良な因子であるとこれまで報告してきた1)2)。しかし、膵癌における傍大動脈リンパ節micrometastasisの予後への影響については明らかとなっていない。  サルコペニアとは筋肉量の低下,筋力の低下,身体能力の低下状態と定義されています。サルコペニアが膵癌の予後の予測因子として有用であると報告されています。また、慢性膵炎では膵外分泌機能の低下は体脂肪量やアルブミンなどの血清の栄養指標との相関が報告されています。

 しかし、サルコペニアを含む体組成と膵外分泌機能との関係は報告がありません。私たちは骨格筋量、皮下脂肪、内臓脂肪、筋肉内の脂肪化、血液栄養指標と膵外分泌機能との関係を検討しました。 

 

 

2.研究方法

 

では、膵癌におけるリンパ節転移、特に傍大動脈リンパ節転移は予後不良な因子であるとこれまで報告してきた1)2)。しかし、膵癌における傍大動脈リンパ節micrometastasisの予後への影響については明らかとなっていない。  症例は2011年~2012年までの膵疾患の132例。膵外分泌機能は13C脂肪消化吸収呼気試験で評価し、体組成はCT、血清の栄養指標はアルブミン、リンパ球総数で評価を行いました。膵外分泌機能は13C脂肪消化吸収呼気試験の7時間13CO2累積回収率で評価し,回収率5%未満を膵外分泌機能不全としました。骨格筋量の測定は、CT値を筋肉のCT値である-30~110に設定して、L3下縁の骨格筋の総面積を測定。そして、身長の2乗で換算してL3muscle indexとしています(図1)。

 筋肉の脂肪化は臍レベルの皮下脂肪の3か所のCT値の平均と左右の多裂筋のCT値の平均を換算しMM/F ratioとしています(図2)。

 皮下脂肪、内臓脂肪は自動で測定し、皮下脂肪を赤、内臓脂肪を青で表しています。皮下脂肪、内臓脂肪は面積で評価しています(図3)。 

 

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3.結果

 

 教室では、膵癌におけるリンパ節転移、特に傍大動脈リンパ節転移は予後不良な因子であるとこれまで報告してきた1)2)。しかし、膵癌における傍大動脈リンパ節micrometastasisの予後への影響については明らかとなってい 膵外分泌機能不全を認めるものが51例、認めないものが81例で、性別、年齢、BMI、診断に差はありませんでした。体組成と膵外分泌機能の関係では男女ともに骨格筋で有意差を認めましたが、皮下脂肪、内臓脂肪、MM/F ratioでは有意差はありませんでした(図4)。

 次に、血清の栄養指標と膵外分泌機能との関係ですが、男女ともアルブミン、リンパ球の総数に有意差は認めませんでした(図5)。 

 

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4.結論

 

 教室では、膵癌におけるリンパ節転移、特に傍大動脈リンパ節転移は予後不良な因子であるとこれまで報告してきた1)2)。しかし、膵癌における傍大動脈リンパ節micrometastasisの予後への影響については明らかとなっていない。    1.研究背景4.4 4     3.結果 教室では、膵癌におけるリンパ節転移、特に傍大動脈リンパ節転移は予後不良な因子であるとこれまで報告してきた1)2)。しかし、膵癌における傍大動脈リンパ節micrometastasisの予後への影響については明らかとなっていない。  25症例の膵癌術前患者から採取した血液のうち、11症例(44%)にKRAS遺伝子変異の検出に成功した。最大で200コピー/ml以上のKRAS遺伝子変異が定量され、KRAS遺伝子変異のコピー数が多いほど、予後は不良な結果と体組成のうち骨格筋量の低下(サルコペニア)と膵外分泌機能低下では関連がありましたが、他の体組成や血清の栄養指標に有意差は認めませ 体組成のうち骨格筋量の低下(サルコペニア)と膵外分泌機能低下では関連がありましたが、他の体組成や血清の栄養指標に有意差は認めませんでした。