下肢静脈瘤
−レーザー治療が保険診療になっています−
「下肢静脈瘤」とは、静脈の弁がうまく働くなり、血液が逆流・うっ滞する病気です。
太い血管がボコボコと蛇行したように浮き出る・細い血管が集まった状態になっている・足がむくむ・だるい・つる・かゆいなど様々な症状があり、酷くなると色素沈着や潰瘍を起こします。
また、下肢静脈瘤の方は、静脈瘤に血液が溜まりやすく血栓という血の塊ができることもあります。
「下肢静脈瘤の治療」には、圧迫療法・硬化療法・高位結紮術・ストリッピングなど様々な治療法があります。
しかし、下肢静脈瘤は個人差が大きい病気で、皆さんが全て同じ方法で治療できるとは限りません。
当科では、ドップラーや超音波、静脈瘤の選択的CTなどを用いて静脈瘤の評価を行い、患者さん一人一人にもっとも適した治療法を選択しています。
治療の低侵襲化も進めており、静脈血管内からカテーテルでレーザーや高周波を照射して静脈瘤を閉塞させる最新の治療も行っております。
また、国産初の下肢静脈瘤治療に使用するレーザー治療器の開発も行い、様々な病院で、広く使用されております。