医学生・研修医の皆さんへ For Students

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教室員インタビュー  Interview

 

心臓血管外科 渡邉 正済(平成24年度 卒業)

  

■なぜ、外科を専門に選ばれたのですか?

 

 私の人生の転機は医学部5年生のポリクリの時でした。

 開心術の見学で、初めてダイナミックに収縮を繰り返す心臓を目の当たりにし、言い表せない高揚感に包まれ、全身に鳥肌が経ちました。解剖や教科書では伝わらない「生きる力」のようなものを体感したのです。この臓器になら医者人生を捧げてもよいと感じました。

 その後も、心筋保護液による心停止や、大動脈遮断解除後の心拍再開など感動の連続でした。帰宅後も興奮冷めやらず、インターネットで心臓血管外科に関する資料を検索したことが思い出されます。

 たった一つの手術見学でしたが、この感動こそが私が心臓血管外科を志した理由です。

 

 

■第一外科はどんな教室ですか?

渡邉正済.JPG

 

 第一外科は、とにかく患者さんの治療に没頭している集団です。

 あまり細かいことは考えず、どうやったら多くの患者さんを元気にできるかを毎日考えています。そういった臨床や研究への姿勢は教室内では「おとこぎ」と呼ばれていますが、女性の先生方もなかなかの「おとこぎ」の持ち主であり、「おとこぎ」は男性のものだけではなくなっているようです。

 

 

■研修医の頃のお話を聞かせてください。

 

 私の場合は将来の進路が決まっていたために、それを念頭に置いた研修を行うようにしました。大学病院での研修でしたが、研修プログラムの自由度が高く、有益な研修でした。

 例えば、心臓病患者は術前に合併症を有していることも多く、それらのリスク評価を内科で学習しました。急変時の対応やICU管理に関しては救急科での経験が役立っています。消化器外科や呼吸器外科、小児外科、乳腺外科では外科専門医取得に必要な症例を経験させていただきました。とても多くの先生方と知り合いになることが出来、研修修了後も気軽に相談させて頂いています。

 惜しむらくは研修中に学会発表や論文作成のチャンスが有ればより密度の濃い研修となったであろうと考えています。

 

 

■現在の勤務について教えてください。

 

 私は、入局1年目の秋に大学院に入学し、院生として勉強しながら、心臓血管外科医後期レジデントとして研修させて頂いている状況です。

 入院患者は20-30人程度でレジデントの2人で担当を分けており、開心術はほぼ全例人工心肺確立と離脱を担当します。入局2年目ですが、執刀のチャンスも多く、腹部大動脈瘤・ASO・下肢静脈瘤・透析用シャント・仮性瘤など、多種多様な手術を経験できます。いずれは開心術完遂を夢見て頑張っているところです。

 心臓血管外科の手術は、入院中に上手く行ったかそうでないか8割方判断がつきます。分かりやすいだけにシビアな世界であり、そこがまた魅力的であります。まだまだ改善の余地ある術式もあり私達に残された課題は山積しています。

 

 

■学生さん、研修中の先生方にメッセージをお願いします。

 

 

 とにかく目標を持つことができれば、その目標は叶います。現実には臆病さや色々なしがらみのため、目標を持つことさえ難しいですが、頑張ってください。