小児外科と一般外科の違い(生育医療)
小児外科とは一般の外科とどこが違うのでしょうか?
小児外科は小児の手術を専門に行う外科医です。
成人の外科では、ほとんどが成人になってから発症する疾患(多くはがんなど)を対象とした治療を行いますが、小児外科は多くが生まれつきの病気を治療するのが特徴です。
そのため小児外科特有の疾患が多く、専門の知識が必要となります。
・疾患が特殊であること
・小児は機能が未熟でありまだ発達の途上であること
・生理的な反応が成人とは異なること
・学校生活や社会生活といった小児特有の生活に配慮した治療が必要であること
このような特殊性から「こどもは大人のミニチュアではない」とよく言われます。
小児外科医は、外科の修練を積んで外科専門医となった後に、更に小児外科の専門の修練を重ねて小児外科専門医の資格を修得します。
こどもについての専門的な知識を持って治療を行う外科医。それが小児外科医です。