よくある質問 FAQ
外科に興味がある方に向けて、Q&A式にお答えします。
Q 教室のモットー、特色は何ですか?
外科学教室では、決して時流に流されること無く地道に「外科学の本道」を志すことをモットーとしています。手術に全精力を傾け、一生懸命患者さんを治療すること、患者さん・ご紹介いただく先生方の信頼にこたえるため「革新的で質の高い医療」を探求していきたいと考えております。外科学教室は、以下の3つの主要な外科診療科の専門性の高いSpecial集団で、各グループと協力し合いながら診療を行っています。
■ 心臓血管外科
■ 消化器外科
■ 小児外科
教室員の心得として、
■ 革新的で質の高い医療 臨床を重視しつつ常に探求心を持つ
■ チーム医療 チーム医療を重んじ、後輩医師の養成に努める
■ リーダーシップ 専門医の立場からいかんなく指導力を発揮する
Q 医局の雰囲気はどうですか?
一言で言うと、自由で明るいアットホームな雰囲気の教室です。当科は心臓血管外科、消化器外科、小児外科の3つの専門性の高い診療科から構成され、各チームで連携し合いながら診療を行っています。教室の決めごとなどは医局会でみんなの意見を尊重し、話し合いで決定しています。
Q 取得可能な専門医資格には、どんなものがありますか?
外科学教室では、心臓血管外科、消化器外科、小児外科の3つの診療科の専門医が数多く在籍し、それぞれの専門医・指導医資格の取得が可能です。入局後は、外科臨床医として指導的な立場となるため、まずは外科学会外科専門医を取得する必要があります。外科専門医の取得には、多分野の疾患(心臓血管、呼吸器、末梢血管、消化器外科、小児外科、外傷、鏡視下手術など)についての手術実績が必須です。外科学教室は上記の3つの外科診療科がございますので、スムーズに専門医資格を取得することが可能です。外科専門医取得は、最短、卒後8年目で可能です。
外科学会専門医取得後は、ご希望の専門分野での専門医資格を取得していくことになります。
<取得可能な専門医資格>
心臓血管外科専門医認定機構、日本循環器学会、日本脈管学会、日本血管外科学会
ステントグラフト実施医、日本呼吸器外科学会
日本消化器外科学会、日本消化器病学会、日本内視鏡外科学会、日本肝胆膵外科学会高度技能医
日本大腸肛門病学会
日本小児外科学会 など
Q 関連病院としてはどんな病院がありますか?
関連出張病院が多数あり、広く経験を積むことができます。外科医師減少が問題となっている昨今、外科医師の需要は高まっており、各病院への医師数の拡充や、さらに多くの病院への派遣要請が寄せられています。将来の外科診療を担う、若い先生方のエネルギーを期待しています。詳しくは 同門会員在籍病院 一覧を参照してください。
Q 指導体制はどの様になっていますか?
希望に応じて心臓血管外科、消化器外科、小児外科の3つの診療科の各グループで臨床研修が可能です。日頃から、若手医師に出来るだけ多くの臨床経験を積む機会を提供できるよう配慮し、専門医・指導医資格を持つスタッフがマンツーマンで指導・助言を行っています。
Q 海外学会に参加することは可能ですか?
積極的に国内・海外を問わず、学会に参加することを推奨しています。臨床研修医でも発表テーマを与え、海外の学会で発表を行ってもらうことも数多く行っています。海外での学会発表は自分たちの研究結果を世界の第一線の人々に向けて直接発信でき、その人たちの意見を聞かせてもらえること、世界の最新の研究結果を生で吸収できることなど、非常に意義深く、たとえその場では十分理解できなくても将来の臨床医としての成長に大きな糧になるものと考えます。
Q 研究に興味があるのですが大学院への進学(学位取得)は可能ですか?
希望があれば大学院に入学することが可能です。臨床もしくは基礎研究に取り組むことは、臨床医として成長するためにもとても重要な経験であると考えます。また積極的に国内・国外問わず留学も進めています。原則として、日本外科学会専門医を取得後、後期研修終了後(卒後7~10年目)に大学院に入学していただいています。
外科学教室では、常時10名前後の大学院生を擁し、基礎および臨床研究を行ない専門誌への論文発表をしています。また、海外からの留学生も受け入れを行っています。
Q 大学院在籍中の生活や卒後の進路は?
大学院在籍中は、院生によって異なりますが、基本的には週2~3回程度の関連病院での勤務以外は研究に充てることが可能です。大学院卒業(学位取得)後は、関連病院で外科臨を中心とした専門医として活躍される先生もいらっしゃいますし、大学で研究を継続されいわゆる、「アカデミック・サージョン」を目指す先生もいます。
Q 留学は可能ですか?主な留学先を教えて下さい。
もちろんです。積極的に国内・国外問わず留学も進めています。これまで米国を始め多くの海外の病院、研究所へ留学をしてきた実績があります。紹介をすることができる施設も多くありますが、自分で新たに留学先を探すこともできますので、教室としても最大限サポートいたします。
コロナ禍の影響もあり、海外への留学は今年度はやむなく中止しておりますが、その代わり、国内有数の施設への留学を行い、広島大学グループ関連のみでは得られない経験をしてもらっています(福岡こども病院(小児外科)、東京医科大学(胆膵外科)、川崎幸病院(心臓外科))。
来年度は再びフランスへの留学を含め、英語圏への留学を考慮した計画を立案しています。
主な国外留学先(医局員実績より) |
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●ウェイン州立医大(米国) |
●ヴァージニア・メイソン・メディカルセンター(米国) |
●カリフォルニア大学ロサンゼルス校 UCLA (米国) |
●ジェノリエ循環器病院(スイス) |
●デューク大学(米国) |
●トリノ大学(イタリア) |
●フランスオーレベック循環器病院 (フランス) |
●ボルドー大学附属循環器病院(フランス) |
●マレーシア国立心臓病センター(マレーシア) |
●ミネソタ大学 (米国) |
●メイヨ・クリニック(米国) |
その他 |
(50音順)
Q 他大学出身者ですが、どの大学出身の先生がいますか?スキルアップや待遇に差別や区別などはあるのでしょうか?
全く心配いりません。出身大学による待遇などの違いはありません。
実際、教室には全国の大学の出身者(約4割)がおり、どの大学出身の先生も分け隔てなく、日々診療・研究に打ち込んでいます。その他、縁故、性別などによる有利・不利もございません。
全国どこからでも入局は大歓迎ですので、お気軽にご連絡ください。
出身大学(平成元年~平成21年入局者) |
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(関東・東北・北海道) |
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札幌医科大学 |
順天堂大学 |
帝京大学 |
昭和大学 |
東京医科歯科大学 |
獨協医大 |
日本医大 |
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(中部・近畿・北陸) |
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山梨医大 |
愛知医大 |
藤田医大 |
三重大学 |
大阪医大 |
関西医大 |
金沢医大 |
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(中四国) |
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川崎医大 |
愛媛大学 |
山口大学 |
鳥取大学 |
島根大学 |
徳島大学 |
香川医大 |
高知医大 |
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(九州) |
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久留米大学 |
九州大学 |
福岡大学 |
大分医大 |
宮崎医大 |
産業医大 |
ほか |
Q 女性の先生は、どんなふうに働いていますか?妊娠した場合、産休などは取れるのでしょうか?
結婚、出産、育児など、人生の転機にも、先生方にあった働き方を希望することができます。
働く女性にとって、出産・育児は避けて通れない問題です。大学でも、育児のために無理のない勤務体制を
組ん でいますし、関連病院に対しても出産後に無理なく復帰できるような職場環境をお願いしています。
当教室には育児をしながら外科医として頑張っている女性がたくさんおります。
Q 見学したいのですが可能ですか?
いつでも見学の受け入れをいたします。お気軽にご連絡ください。
「お問い合せフォーム」からも随時対応しています。お気軽にお問い合せ下さい。
*コロナ禍にて見学が困難な状況が続いています。外科学に興味がある人、何を専門にしようか迷っているひとは、メールを頂ければと思います。直接高橋宛に送ってくれてもいいです。アドレスは、一覧にも載せていますが、
takahacv@hiroshima-u.ac.jp
です。よろしくお願いします。ZOOMなどでの面談にも対応しています。