広島大学大学院 医系科学研究科 外科学

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広島大学医学部外科学第一教室同門会

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会長あいさつ

 同門会会長挨拶

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 令和7年6月14日に開催されました第70回広島大学医学部外科学第一教室同門会定例総会において、歴史と伝統のある同門会の会長にご選任いただきました、広島記念病院院長の宮本です。大変身に余る光栄であるとともに、身の引き締まる思いであります。同門会では島筒志郎先生が会長の時に常任幹事を務めさせていただき、松原進先生が会長の時に副会長を仰せつかりました。
私は昭和59年に広島大学を卒業し、第一外科に入局しました。1年目は大学で、2年目・3年目は県立広島病院小児外科で研修をさせて頂きました。その後大学に帰り、最初は小児外科(紅組)でしたが、途中から消化器外科(白組)になりました。大学では故横山隆先生に厳しく育てて頂きました。多くの思い出の中でも特に印象的な言葉があって、それは「患者さんのことを自分の親だと思って一生懸命に診ろ」ということです。今でもその教えを実践しているつもりであります。 
                                       同門会会長 宮本勝也

 

 平成6年11月に故河毛伸夫先生が開業された際、後釜として現在の広島記念病院に赴任しました。それから30年以上になりますが、そこで中井志郎先生に出会って多くのことを教えていただくとともに、新しいことに挑戦する機会をいただきました。広島ではまだ、あまりやられていなかった、大腸がん、胃がん、食道がんに対する腹腔鏡手術を始めました。これも中井先生に後押しをしていただいたお陰と感謝をしております。広島記念病院の院長になって10年が過ぎましたが、ここまでやってこられたのは同門の先生方のおかげで、先輩、同僚、後輩、全ての同門の先生方に感謝を申し上げます。その恩に報いるべく、恩返しのつもりで同門会長として少しでも貢献できればと思っております。

同門会の運営に関して考えていることは、一つは同門の開業医の先生方と勤務医の先生方の連携を強化することであります。どこの病院でもそうだと思いますが、勤務医の先生方は多くの同門の開業医の先生方から、患者さんを紹介していただいております。同門の先生同士が気軽に相談し、紹介していただけるような信頼関係を構築することが大切だと思います。もう一つは関連病院間の繋がりも、もう少し深めたいと思います。若い先生方に同門会の良さを知っていただける機会を増やせないかと思います。例えば同門会主催でロボット手術の勉強会をやりたいと考えています。その結果、若い先生方に同門会への興味を持ってもらい、同門会総会への出席者が更に増え、親睦の輪が広がることを期待しております。

我々同門会のシンボルは3本足のカラス「八咫烏」(やたがらす)です。教室、開業医、関連病院の3者が一体となって親睦を深め、心臓血管外科並びに呼吸器外科、消化器外科、小児外科の3分野において外科学の発展に努め、広島の医療に貢献することが目的であります。

松村誠前会長が提唱された「オール一外科」の精神で、皆さんとともに頑張ってまいりたいと考えております。今後ともよろしくお願い申し上げます。