①膵臓と胆管について
膵臓と胆管について
図は腹部消化器の簡易図です。消化器は食べ物の通り道である消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、直腸)とそれ以外の肝臓・胆管・膵臓などの臓器で構成されています。
膵臓は胃の後ろ側にあり、膵臓の右側は十二指腸と結合しています。食物を分解する消化酵素である「膵液」を分泌したり、血糖値を下げるインスリンなどの「ホルモン」を分泌する重要な臓器です。
胆管は肝臓で作られた胆汁(脂肪成分の吸収に必要な液体)の通路です。肝臓内で木の枝のように複雑に走行している胆管は肝臓を出ると一本の細い管に集約され、最後に膵臓内を走行し、膵液の通路である膵管と合流し十二指腸内に膵液と胆汁が分泌されます。