心臓手術後の浅速呼吸と術後心房細動の関連性
「課題名:心臓手術後の浅速呼吸と術後心房細動の関連性」について
○研究の意義・目的
心臓手術後心房細動は、最も頻度の高い術後合併症であり、動悸などの自覚症状に加え、術後のリハビリテーションを遅延させるという問題点があります。心臓手術後の呼吸状態を評価し、新たに発症する心房細動との関連性を明らかにすることで、術後心房細動の抑制に対する介入方法を新たに構築できるものと考えられます。
本研究では、術前心房細動の既往が無い心臓手術症例を対象とし、術直後の呼吸状態と術後心房細動発症率、遠隔期の再入院率や運動耐容能を後方調査し、術後心房細動に対する介入方法を検討いたします。
○研究の方法
2011年4月1日~2015年3月31日までに、広島大学病院心臓血管外科で、心臓手術を受けた方を対象とします。本研究は,全て診療録(カルテ)情報を転記して行います。
カルテから転記する内容は年齢、性別、既往歴(高血圧症、高脂血症、糖尿病など)、使用薬剤、血液検査結果(白血球数、赤血球数、血小板数、生化学検査、凝固・線溶検査など)、身体所見(身長、体重、脈拍、心エコー所見、肺機能所見、心電図波形など)、術式、術後経過(合併症、在院日数、転帰、運動機能)などです。(個人が特定出来る情報は転記しません)
(研究期間 承認後~ 2016年 3月 31日)
○個人情報の保護について
調査内容につきましては、プライバシー保護に十分留意して扱います。情報が個人を特定する形で公表されたり、第三者に知られたりするなどのご迷惑をお掛けすることはありませんのでご安心下さい。
*研究に資料を提供したくない場合はお申し出ください。お申し出頂いても今後の診療等に不利益が生ずることは有りません。
不明な点がございましたら下記のところまでお問い合わせ下さい。
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お問い合わせ先
〒734-8551 広島市南区霞1-2-3 Tel:082-257-5218
広島大学大学院医歯薬保健学研究院応用生命科学部門 外科学
教授 末田 泰二郎(研究責任者)
広島大学病院診療支援部リハビリテーション部門
理学療法士 田代 尚範(担当者)