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冠動脈バイパス術

 −動いたまま心臓の手術ができます!−

 

人工心肺を使用しない心拍動下冠動脈バイパス術

 

10-1.jpg当科における冠動脈バイパス術は、2005年より人工心肺を使わず、心臓を止めずに行う方法(オフポンプ冠動脈バイパス術:OPCAB)を開始し、2008年以降は待機症例では100%この方法で行っています。

これは、動いたままの心臓にスタビライザーとよばれる部分的に心臓の動きを押さえる装置を用いて冠動脈バイパス術を行う方法です。日本では約60%の冠動脈バイパス症例に対してこの方法で手術が行われています。
OPCABのメリットは、人工心肺を使わないので、身体の負担が少なく、術後の回復も早いということです。脳梗塞の発生頻度も少なくなっています。また、近年増加している当科における冠動脈バイパス術は、2005年より人工心肺を使わず、心臓を止めずに行う方法(オフポンプ冠動脈バイパス術:OPCAB)を開始し、2008年以降は待機症例では100%この方法で行っています。

これは、動いたままの心臓にスタビライザーとよばれる部分的に心臓の動きを押さえる装置を用いて冠動脈バイパス術を行う方法です。日本では約60%の冠動脈バイパス症例に対してこの方法で手術が行われています。
OPCABのメリットは、人工心肺を使わないので、身体の負担が少なく、術後の回復も早いということです。脳梗塞の発生頻度も少なくなっています。また、近年増加している高齢者や腎不全などを合併しているハイリスク例での成績も良好です。

心臓が動いたまま手術を行うには熟練した技が必要です。当科では、前述のスタビライザーという道具に加えて、側壁や下後壁といった、前面から見えにくい冠動脈をよく見えるようにかつ固定する種々の道具を用いています。これにより、人工心肺を用いた場合に匹敵するバイパス手術が可能となっています。

 

 

10-2.jpgバイパスでのグラフト選択は、個々の症例の状態をよく考慮したうえで、最高のバイパスができるように考えています。可能ならば、両側内胸動脈と胃大網動脈を使用した全動脈グラフトによるバイパス術を行うようにしています。

また、下肢の大伏在静脈も使い方次第で非常にいいグラフトであり、術前からエコー評価することにより、大伏在静脈のうち最も性状のよい部分を使用してバイパスを行っています。

バイパスの成否は以前から触診と、術後の血管造影での評価が一般的ですが、当科では吻合直後に超音波装置を用いてグラフト血流の測定を行っています。これにより、吻合の良しあしを判断して手術を終了するようにしています。バイパスの開存率は約96%であり、これは日本の第一線心臓外科病院の水準として引けを取りません。