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  4. 【心臓疾患】心臓弁膜症に対する人工弁を使用しない弁形成手術

心臓弁膜症に対する人工弁を使用しない弁形成手術

 −自分の弁を残して、抗血栓剤を飲まなくて済む!−

 

広島大学病院では、心臓弁膜症に対して人工弁を使用しない弁形成手術を行っています。

 

●心臓弁膜症とは?
心臓内には弁は4つあり、大動脈から全身へ血液を循環させるポンプの役割を担っている左心室の入り口には僧帽弁が、出口には大動脈弁があります。この弁が何らかの原因で閉じなくなり、血液が逆流する状態を閉鎖不全症といわれています。
広島大学病院では閉じなくなった自己弁に対して人工弁に交換するのではなく、まだ機能している弁を残しながら閉じなくなった部分の弁のみ修復する手術を積極的に行っています。

 

 

●なぜ弁形成術?
06-1.jpg人工弁に交換すると、生涯にわたって抗凝固薬を内服しなければならなかったり、途中で機能しなくなって新たな人工弁に再交換しなければならなかったりする危険にさらされ、生涯にかけて患者の負担を増やす結果になります。

自分の弁を温存して弁を修復する弁形成術は、上記のような危険にさらされることから回避できる反面、残った自己の弁が将来的に変形し逆流が再発する危険を含んでいます。再発を減らすには、逆流を完全にゼロにす高度な弁形成術の技術が要求されると言われていますが、その背景には、技術以外に術前・術中の弁の評価が重要となります。

広島大学病院では、循環器内科と個々の症例に対して十分に検討を行い、患者さんに最善の方法をご提示しています。従いまして、弁形成術をご希望されても検討の結果、弁置換術の方が良いと判断した場合は弁置換術を勧めさせていただく場合があります。

 

最良な弁形成術が完遂できるよう内科・外科・麻酔科など共同してチーム医療で治療をさせていただいています。

 

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弁形成術の内容

 

【僧帽弁形成術】
 ・余剰弁切除縫合 ・人工腱索 ・弁輪形成術 ・弁尖補充手術

【大動脈弁形成術】
 ・弁温存大動脈基部(マルファン症候群 大動脈弁輪拡張症に対して)
 ・弁尖短縮 ・弁輪縫縮 ・弁石灰化剥離術

 

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